桜の開花時期を決める条件は主に2つあります。
晩冬から冬にかけて長期間低温となり、しっかりと休眠打破が行われると、春暖かくなった時の花芽の目覚めもよく、開花が早まります。
休眠打破がしっかりと行われないと、花芽の目覚めが悪くなり、開花が遅れる傾向があります。
花芽の成長と関係が大きいのが気温です。
気温が高い日が続くと花芽の成長スピードが速まり、逆に気温が低い日が続くと花芽の成長スピードは遅くなります。
秋〜冬 | 春 | 開花時期 |
---|---|---|
寒い | 暖かい | 早い |
暖かい | 暖かい | 平年並か早い |
寒い | 寒い | 平年並か遅い |
暖かい | 寒い | 遅い |
11月は寒気の流れ込みが弱く、暖かな空気に覆われることが多く、気温は全国的に高くなりました。特に東日本では、記録的に高くなりました。
12月からは一転して、大陸から強い寒気が流れ込み、全国的に気温が平年よりも低く経過しました。
1月は寒暖差が大きかったですが、概ね平年並かやや低めの気温となりました。
2月も寒暖差が非常に大きく、気温は概ね平年並かやや高めの気温で推移しています。
3月からは全国的に気温が高めで推移することが予想されています。
気温の変動が大きくなっていますが、「秋〜冬」にかけての気温は、総合すると平年並「2〜3月(春先)」の気温が平年よりも高めとなる見込みです。
春先の気温が高いことが影響して、桜の開花・満開ともに平年よりも早くなる予想です。
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※クイズのヒントが知識にあるものもあるよ。