お天気教室

桜のはなしをしよう vol.2
花見は何故「桜」/2つの「桜餅」


■「花見」といえば何故?「桜」
宴を開くような「花見」のルーツは平安貴族にあるようです。
平安時代の貴族たちは、「桜」の花を愛で、歌を詠むなどして宴を開いていました。
(奈良時代までは「桜」ではなく「梅」や「萩」が愛でられていたそうです)

また、一般庶民が「花見」を楽しむようになったのは江戸時代になってからだそうです。

ただ、農村では、古くから「豊作」を祈願して山へ出かける「花見」が根付いていたようです。
桜は、春に神様が宿る木とされていたため、桜のもとで、神様を迎えてもてなし、桜の咲き方でその年の収穫を占ったりしていました。

■関東と関西の「桜餅」
お花見に欠かせない「桜餅」ですが、関東と関西では異なります。

【関東風】
見た目は、クレープ状。もち粉などに小麦粉を混ぜた生地を薄焼きにした皮で餡をくるんだもので、外側は、塩漬けした桜の葉を巻きます。
長命寺」または「長命寺餅」と呼ばれています。

【関西風】
見た目は、大福の形。道明寺粉(もち米の糒を粗めに挽いた粉)を蒸して作った生地で、小豆餡を大福のように包む。最後に、塩漬けした桜の葉でつつみます。
「道明寺」または「道明寺餅」と呼ばれています。

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