お天気教室
年末の過ごし方
■煤払い
年末になると「今年の汚れは今年のうちに」とばかり、家の中や周りを大掃除しますよね?
年末の大掃除は「煤払い(すすはらい)」と呼ばれ、江戸時代には12月13日に行い、お正月の準備をはじめる日としていたようです。(正月事始め)
現在も「煤払節句」と呼ぶ地域もあり、「大掃除」というよりは神聖な行事なのです。
■正月飾り
お正月飾には「門松」「輪飾り」「松飾り」「しめ縄」などいろいろありますね。「松」は神様を待つ「竹」「梅」は長寿を祈る といった意味があるそうですが、お正月飾りは、神様をお招きする為の目印と考えられています。
さて、飾り付けをする日ですが、29日は「苦につながる」ということで避けられ、31日は「一夜飾り」といって嫌われています。
そうなると、28日か30日が良いということになりますね。
お正月飾りをはずす日ですが、1月7日や15日など、地方によって様々なようです。
■年越しそば
年越しそばの風習が始まったのは江戸時代だそうです。
そばの細長さにあやかって「寿命が延びる」。切れやすいので「1年の苦労や災いを切り捨てる」。などの意味があるようですね。
年越しそばは「ざるそば」でも「かけそば」でもよいそうですが、年を越してから食べるのは縁起が悪いとされていますので、年が明ける前に食べましょう。
■除夜の鐘
「除夜」とは「大晦日の夜」のことです。お寺では108回、鐘をつきますね。
人間が持っているという108の煩悩を取り払うという話は有名ですね。
そこで「煩悩ってなあに?」と子供は大人に聞くでしょう。
さて「煩悩」の正しい意味は?
心身の苦しみを生みだすものとされ、欲望・憎しみ・他者への怒りなどが当てはまります。
仏教の教えの1つです。
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