お天気教室

陽性陰性の梅雨・梅雨の末期


梅雨期間の雨の降り方についてお話します。

◆陽性の梅雨・陰性の梅雨とは
梅雨に「陽性」「陰性」があるのをご存じですか?

「陽性の梅雨」とは、雨の降り方が激しく、「雨天」のあいまに「晴天」も現れるような梅雨です。 気温も高めになることが多くなります。

「陰性の梅雨」とは、雨の降り方はあまり強くなく、曇りや雨が持続するような梅雨です。気温は低めになります。

西日本の梅雨は比較的「陽性」が現れやすく、東・北日本では「陰性」が現れやすいと言われています。

◆梅雨末期の豪雨とは
そろそろ梅雨が明けそうな7月上旬〜中旬にかけて、南西諸島や沖縄を除く地域では「集中豪雨」が発生しやすくなります。

梅雨の末期は、太平洋高気圧が梅雨前線を北へ押し上げる形となりますが、この時、太平洋高気圧の縁を回って、湿った暖かい空気が、梅雨前線に流れ込みます。 そうすると、雨雲が活発になり、大雨が降りやすくなるのです。このような状況が同じ場所で続くと、集中豪雨となるのです。

集中豪雨では、洪水や河川の氾濫の危険性があり、梅雨の長雨で地盤が緩んでいる時に大雨になると、土砂災害が起きやすくなります。

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