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液状化現象のしくみ

地面(アスファルトの下も含みます)は、「土や砂」だけで、作られているのではなく、そこには「空気」や「水」も含まれています。

「水」をふくんだ「砂」に震動を与えると、「土や砂」の間にうまく混在していた水分が飛びだしていまい、泥水のようになってしまいます。
そうすると、その泥水の中では、下の方に、重い土砂が溜まり、上の方には水や軽い砂などが浮き上がります。
これが液状化現象です。

そうすると、その浮き上がった水などが、地面にあふれ出てくるのです。


■大人向け解説
比較的大きな地震が発生すると、起こり始める「液状化現象」。
道路に水がわき出たり、広い範囲で水浸しになったり、建物が傾いたり。。。
何故、このような現象が起こるのでしょうか?

一般的な地盤は「土砂」「空気」「水」などで構成されています。
地下では、土や砂の粒と粒が繋がりあって、中に水分を閉じ込めている状態にあります。

地震が起こると、この土砂の粒と粒の繋がりが切れ、中に閉じ込められていた水が外へ、逃げ出してしまい、結果、土砂の粒が水に浮いた状態になります。
やがて、土砂は下の方に沈み、水分だけが、地面へ噴き出してしまうのです。

海岸や川のそばの比較的地盤がゆるい場所や、地下水位が高い砂地盤などでは「液状化現象」が起こりやすいと言われています。

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