お天気教室
吹雪の種類
「ふぶき」と聞くと何を思い浮かべるかな?
「雪女」のお話には「ふぶき」がつきものだよね。
雪が強い風に乗って、激しく舞う中に、白い着物の女のひとが・・・。
雪女のお話では雪がずっと降り続いているようだけど、
「ふぶき」には大きく分けて2種類あって
「降ってくる雪が風で舞う現象」と雪が降っていなくても「積もっている雪が風で吹き上げられる現象」があるよ。
どちらも目で見渡せる距離が短くなって、とても危険な現象なんだよ。
■大人向け解説
「吹雪」とか「吹雪く」と聞くと、雪があまり降らない地域に住んでいる方も雪が風に激しく舞う状況を思い浮かべることと思います。
ただ、この吹雪にも種類がありまして「吹雪」「猛吹雪」「地吹雪」というものがあります。
単に雪を伴って吹く風のことを「風雪」と呼びますが、
やや強い風(風速10 m/以上15m/s未満)が吹く中、雪が降る状態を「吹雪」と呼びます。
そして「猛吹雪」は強い風(15 m/s以上20m/s未満)を伴うものです。
最後に「地吹雪」。これは、雪が降っていなくても、既に積もっている雪が強い風によって吹き上げられる現象を指します。
雪の積もらない地域の方は、あまり聞かない言葉かもしれません。
降雪が無いのであまり危険なイメージが無いかも知れませんが、遠くまで見渡せなくなるなどして、交通障害を引き起こす原因となり、気象庁から「暴風雪警報」「風雪注意報」が発表される場合もあります。
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