お天気教室

天気予報の「はじめて」は?


日本で最初の天気予報は、明治時代に発表されたんだけど、「全国的にいろんな方向の風が吹いて、変わりやすい天気で、雨の方が多いですよ」っていうものだったんだ。

当時は今みたいな気象観測技術やコンピューターはなかったけど、もともとは、気象災害を防ごうという目的から始まったんだよ。

■大人向け解説
― 全国一般風ノ向キハ定リナシ天気ハ変リ易シ 但シ雨天勝チ ―

1884年6月1日、ドイツ人航海士・クニッピングによって、東京気象台から1日3回発表される「天気予報」が開始されました。
クニッピングはもともと「暴風警報」の発令を重要視しており、この天気予報の開始はその一環だったようです。

さて、最初の天気予報。日本全国を1つの文章で表現したようですが、当時は現在のように気象衛星や解析システムも無い時代。地上観測だけで導き出したようです。
大雑把な内容はともかく、記念すべきこの6月1日は、気象観測始まりの日でもあり「気象記念日」として現在にその足跡を残しています。

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