お天気教室
雷はどうやってできるの?
雷ができるのには、大きな入道雲が必要なんだ。
大きな入道雲の中には水滴や氷の粒がたくさんあって、雲の中の強い風にのって、ぶつかりあったりして電気が生まれるんだよ。
そうして雲の中の電気がいっぱいになると、電気が空気中に流れてしまうんだ。これがいわゆる「雷」で、地面に向かって流れるのが「落雷」だよ。
■大人向け解説
雷についての正確なメカニズムは明らかになっていませんが、有力な情報が少しずつ発表されています。
発達した入道雲(積乱雲)の中では、激しい上昇気流によって氷の粒や水滴などが激しくぶつかり合い、摩擦する事で電荷が+と−に分かれます。+の電気を帯びた小さな雪片などは雲の上部に運ばれ、−の電気を帯びた重い霰などは雲底に溜まります。雲底の溜まった−の部分と地上の+の電気との間で放電が起こると雷となります。
また、雷放電に伴う発光現象を電光(稲妻)、その時に聞こえる音を雷鳴と呼んでいます。夜間、雷鳴は聞こえないのにはるか遠くの空が光るものや、雲の中の雷で電光は見えないが雲全体が光って見えるものは、幕電(まくでん)と呼ばれています。
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