お天気教室
台風ってどうやってできるの?
暖かい南の海の上の空気は水蒸気もいっぱい。そういう空気が上昇すると雲ができるんだ。
雲ができる時には熱が出て、暖かくなった空気はまた上昇するんだ。
熱気球と同じで、暖かい空気は上昇するんだよ。そして上昇する事で雲ができる。これらがくり返されて、台風みたいな大きなものへと成長していくんだよ。
■大人向け解説
暖かい海域(海面水温26〜27℃以上)では水分の蒸発が盛んで大気はよく湿っています。
その湿った空気が収束(風と風のぶつかり合い)などによって上昇して雲ができるのですが、雲ができる時には熱が放出され周囲より気温が高くなります。
温度の高い空気は、密度が小さく周囲より気圧が低下するので、周りからさらに気流が収束し上昇流を生みます。
上昇流は再び雲を作ります。このようなサイクルが繰り返されて台風に発達します。
ちなみに、台風の発生条件として暖かい海域が不可欠ですが、赤道直下(北緯5度〜南緯5度の間)では転向力(地球の自転に関する力)が小さいため、雲が成長しても回転がつかず発生する事はありません。
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