こと座
(Lyra)
【星座神話】
音楽の神アポロンの息子オルフェウスはエウリュディケーと結婚しました。
しかし彼女は不慮の死を迎えてしまい、オルフェウスは死の国に取り戻しにいきました。
死の王ハデスの心を動かし彼女を地上に連れ帰れる事に。
しかし、一つだけ条件がありました。
地上に着くまで振り返ってはならぬと・・・。
暗く長い道のりをひたすら歩きました。やっと光が見えてきた際に思わず後ろのエウリュディケーの方を向いてしまいました。
彼女はたちまち死の国へ連れ戻されてしまい、その後悲しみ・嘆きのためにオルフェウスも死んでしまいました。
哀れに思ったアポロンは竪琴を天に上げ、星座にしました。
【星座の見つけ方】
こと座でもっとも明るいのは1等星のベガ。七夕では織姫星。
暗くないなど条件はあまりよくない所ではベガしか見えないが、そのすぐ近くに3〜4等星が平行四辺形に並んでいるので条件がよければ比較的見付けやすい。
ベガ(織姫星)は天の川の反対側にあるわし座のアルタイル(彦星)と七夕伝説の主役。
またわし座のアルタイル、はくちょう座のデネブとともに夏の大三角形と呼ばれています。