お天気教室

桜のはなしをしよう vol.1
桜前線/開花予想方法


■桜前線とは
日本全国の桜(主にソメイヨシノ)の開花予想日を線で結んだものです。

平成21年までは、気象庁が桜の開花日予想を行なっており、「桜前線」ではなく、 「さくらの開花予想の等期日線」と呼んでいました。

「桜前線」はマスコミが作った言葉なのですね。
開花する地域と開花しない地域の境界線であることから、「前線」と呼ばれるようになったのでしょう。
(天気図に出てくる「前線」とは本来、空気の密度の違うエリアの境界線を示しますし。)

「桜前線」は例年、
3月下旬に、九州南部、四国南部からスタートし、ゆっくり北上。
4月末には東北地方、5月上旬には北海道へ到達します。
また、「桜前線」が北上するスピードは、平均1日20km位と言われています。

■開花予想の方法
平成21年まで、気象庁が行なっていた予想方法は、各地の冬の気温経過から春の気温を予想した上で、様々な計算をコンピューターで行ない、気象庁が定めている標本木に対して開花予想日を決定していました。
(東京の標本木といえば、靖国神社境内の桜が有名です)

民間の気象会社が行なう、開花予想も気象庁のものに近いと言われていますが、各社オリジナルな手法を取り入れて行なっているようです。

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