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お正月のいろいろ



■元旦とは
元旦とは、厳密には元日の朝を指します。「旦」という字が水平線から日が昇る様子を意味するのです。
日本で一番はやく初日の出を見ることができるのは、日本の最東端の「南鳥島(東京都)」です。

さて「1月1日の元日」からのお正月三が日ですが、昔の人にとっては1年に1度「年神様」が訪れる大切な時としていました。

「年神様」は「お正月様」「齢徳神様」とも呼ばれ、「恵方(その年の縁起の良い方向)」からやってくるとされており、一年を生き抜く力を頂き、「五穀豊穣」を祈る儀礼を行ってきました。
お正月三が日の風習は、この「年神祭り」が起源となっているそうです。

■初夢
初夢は元日の夜から2日にかけてみる夢、もしくは2日の夜から3日の朝にかけてみる夢とされています。

夢は神仏のお告げだと考えていた昔の人は、この夢の内容でその年の吉凶を占っており、 「一富士・二鷹・三茄子・(四扇・五多波古・六座頭)」が縁起良いとされていますが、理由は諸説あるようです。

また縁起の良い夢をみるおまじないとして
(1)「長き夜の遠の眠りの皆目覚め波乗り船の音の良きかな」という回文を「七福神の乗った宝船の絵」に書いて、枕の下にしのばせる。
(2)悪夢を食べるという動物「獏」の絵や文字を書いた紙を枕の下に入れる。
があるようです。

■初詣
年が明けてから、初めて社寺に参詣することを初詣といいます。
一年の無事と平安を祈るものです。

また、江戸時代から続く人気の行事に「恵方詣り」といって、その年の恵方にある社寺を参詣してその年の幸福を祈るものや、元日から7日までに七福神を巡拝する「七福神めぐり」があります。

(参拝の心得)
1.鳥居をくぐる時は一礼をしましょう
2.参道の真ん中は神様の通るところです。参道は端をあるきましょう。
3.手水舎で柄杓を使って手を洗い、手のひらを使って口をすすぎます。
4.お賽銭を賽銭箱にいれ、鐘を鳴らします。
5.二礼二拍手をし、手を合わせます。
6.再び、一礼します。

■お屠蘇・お節料理・お雑煮
◆お屠蘇
お屠蘇(おとそ)とは一年の邪気を払い、長寿を願っていただく薬酒です。

「お酒」か「みりん」に「屠蘇散(とそさん)」と呼ばれる香りの強い薬草を砕いて調合したものを5時間ほど浸して作ります。
「屠蘇散(とそさん)」とは、元日に服用する長寿の漢方薬で、防風・山椒・桔梗・肉桂・桂皮などが調合されており、薬局で売っているそうです。


◆お節料理
もともとは、季節の節目となる「節句」に神前にお供えした料理が「お節料理」と呼ばれていたそうですが、その中でもお正月に年神様にお供えしたものを「お節料理」と呼ぶようになったそうです。

地方や家庭ごとに特徴があったり、日持ちするように調理方法が工夫されていたり、最近ではお取り寄せや、デパートの高級お節も流行っていますね。

お節料理の楽しいところは、一つ一つのお料理に意味があったり、縁起を担いでいたりするところですね。
有名どころでは
【黒豆】まめ(勤勉)に働き、まめ(健康)でくらせるように
【エビ】腰が曲がるまで健康でいられるように・長寿
【サトイモ】子宝に恵まれるように
【昆布】いろいろなことが広がってゆくように・喜ぶ
【橙】子孫繁栄

またお節料理を重箱に詰めることで「めでたさを重ねる」という意味があります。


◆お雑煮
もともとは大晦日に年神様にお供えした食材を「若水」で煮て、神様と人が一緒に頂くものでした。「若水」とは元日の早朝に汲む水で邪気を除く水とされています。

現在は、お正月の食べ物として、どの家庭にも定着していますが、地方ごとに特徴があり、 「東の角餅、澄まし仕立て。西の丸餅、味噌仕立て。」という傾向は有名ですね。
また、東北から北関東の畑作地域では、お餅の代わりにサトイモを使う所もあるそうです。



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