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黄砂とは

大陸のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠から、上空の風にのって、運ばれてくる砂の粒を「黄砂」といいます。

黄砂がたくさん運ばれてくると、空が黄色くかすんだり、農作物や建物などに降り積もったり、洗濯物が汚れたりする被害が出ます。
黄砂は、春から夏の初めにかけて観測され、西日本ほど多いようです。

また、沖縄では「黄砂」のことを「赤霧(あかぎり)」と呼ぶそうです

■大人向け解説
黄砂とは中国大陸のタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠や黄土高原などで、風によって高さ数千メートルにまで巻き上げられた土壌が、偏西風に乗って日本に飛来し、大気中で浮遊、降下する現象です。

黄砂が最も多く観測されるのは「春から初夏」です。
夏は黄砂発生域の雨が多くなるため、土壌が固定されます。そして、その雨のピークは秋になります。冬は、シベリア高気圧が大陸に張り出し、天候は穏やかで砂漠地帯も雪に覆われてしまい、黄砂は発生しにくいのです。
一方、春になると雪も溶け、高気圧も弱まる代わりに偏西風が強まり、低気圧の通過などで、地面付近でも風が強まり、黄砂が発生する。というわけです。

黄砂現象発生の有無や飛来量は、黄砂発生域の強風の程度や、地表面の状態、上空の風によって大きく左右されます。気象庁では、これらを組み込んだ予測モデルを使い、黄砂の予測を行っています。
また、日本で観測される黄砂は大気が霞んだり、微量に積もる程度で、大きな被害はほとんど無いようですが、軽度の物理的被害や健康被害が報告されています。

黄砂粒子には、石英などの造岩鉱物や、雲母、カオリナイト、緑泥石などの粘土鉱物が多く含まれており、黄砂は砂漠由来であるという見解もありますが、黄砂粒子の分析では、砂漠由来ではないと考えられるアンモニウムイオン、硫酸イオン、硝酸イオンなども検出されています。黄砂は空気中のさまざまな粒子を吸着することから、途中で大気汚染物質を取り込んでいる可能性も示唆されています。

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