しし座
(Leo)

【星座神話】

しし座はその勇ましさから、とても立派な印象を受けますが、星座神話で登場する獅子はそのイメージとは違い、人を喰う獰猛な暴れ獅子でした。

しかし、その獅子も成敗される時がきます。

神話一の怪力であるヘラクレスが、エウリステウス王からネメアの森にすむ人喰い獅子を討伐せよとの命を受けたのです。

ヘラクレスと人喰い獅子との死闘はまさに壮絶なものでしたが、軍配はヘラクレスに上がり、ヘラクレスは獅子の皮を剥いで、以後自分の防具として身にまとったと言われています。

こんな悪者であった獅子が立派な星座になれたのは、ヘラクレスを嫌う大神ゼウスが、戦った褒美として星座にしてあげたということです。

【星座の見つけ方】

しし座を見つけるには春の宵の時間に、南の空高く、天頂付近を見上げると見つけやすいでしょう。

見上げるとまず目に飛び込んでくるのは、青白く光る1等星レグルス。

レグルスを見つけた次は、レグルスを含む6個の星で獅子の頭部を形作る“?”マークを裏返したような「獅子の大鎌」を探しましょう。

ここまでくれば、あとは獅子の大鎌と尾に輝く2等星のデネボラを結べばしし座の完成です。その雄大さと迫力には息を呑むことでしょう。

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